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ロレックス秒針が動かない時の原因と修理のタイミングを徹底解説

高級腕時計探訪のMです。ある朝、愛用のロレックスを手に取ったら、秒針が動いていませんでした。しばらく見つめて、ちょっと焦りましたが、原因をひとつずつ確認していくと、すぐに解決できたんです。実は、秒針が動かないというのは、故障とは限りません。この記事では、ロレックスの秒針が止まる主な原因と、専門的な対処法を整理して解説します。

  • 秒針が動かないときにまず確認すべきポイント
  • 原因別の詳しい解説と修理の必要性
  • 修理費用の目安と依頼先の選び方
  • 再発防止につながる日常メンテナンス

ロレックスの秒針が動かない時の確認

まずは落ち着いて基本をチェックしましょう。多くのケースは、ちょっとした操作や確認で動き出します。

自動巻きの巻き不足とゼンマイ切れ

ロレックスの多くは自動巻き式です。腕の動きでゼンマイを巻き上げる仕組みなので、数日放置したり、腕をあまり動かさない生活が続くと、動力が不足して止まることがあります。

リューズを20〜30回ほどゆっくり回してみてください。急がず、一定のテンポで巻き上げるのがコツです。これで動き出すなら、単なる巻き不足です。

ただし、巻いても感触がスカスカしている、または手応えがなく空回りする場合は、ゼンマイの断裂が考えられます。この場合は修理が必要です。自分で分解したり叩いたりすると、内部の歯車まで傷めてしまうので避けましょう。

ポイント:巻き不足なら手巻きで解決。ゼンマイ切れの疑いがあるなら、専門店での点検が安全です。

費用や修理内容はモデルや状態により異なります。正確な情報はロレックス公式サービスガイドを確認してください。(出典:ロレックス公式 サービスガイド

リューズ操作とハック機能の確認

リューズ(つまみ)を引くと秒針が止まる機能を「ハック機能」といいます。時刻合わせをしやすくするための仕組みですが、戻し忘れや半端な位置で放置していると、秒針が止まったままになります。

確認は簡単です。リューズを押し込みながら時計回りに最後まで締める。これで動き出せば正常です。ねじ込み式のモデルは特に、軽く押し込みながら回さないと奥まで入らないことがあります。

豆知識:日付変更禁止時間帯(夜9時〜明け方4時)は操作を避けましょう。内部の歯車が噛み合っているため、故障の原因になります。

デイトナの中央秒針が動かない理由

デイトナなどクロノグラフモデルをお使いの場合、中央の大きな針が動かなくても焦らないでください。あの針はストップウォッチ専用の秒針です。時計としての秒表示は、6時位置などにあるスモールセコンドで行われています。

つまり、中央の針が止まっているのは正常動作。ストップウォッチを作動させると動き出します。誤って「壊れた」と思って修理に出すケースも多いので、まず仕様を確認しましょう。

クロノグラフのスタート・ストップを繰り返すと機構に負担がかかります。長時間の停止や頻繁な操作は避けるのがベストです。

磁気帯びで遅れる止まるの対処

スマートフォンやスピーカー、バッグの留め具など、磁気を発するものの近くに時計を置くと、内部の金属部品が帯磁し、動きが不安定になります。これが「磁気帯び」です。

秒針が遅れる、引っかかるように動く、止まる。このような症状があれば、磁気の影響を疑いましょう。時計を磁気源から離しても改善しない場合は、修理店で「磁気抜き」を依頼してください。数分で完了し、費用も数百円〜数千円ほどです。

磁気抜きを自分で行うと、内部を傷つける恐れがあります。必ず専門店に依頼しましょう。(出典:ロレックス公式 耐磁性ページ

水入りやくもりで止まるケース

ガラス内側が曇っている、針や文字盤に水滴が見える。そんなときは、内部に水分が侵入しています。防水仕様のロレックスでも、リューズの締め忘れやパッキンの劣化があると水が入ることがあります。

このまま使用を続けると、錆が進行し部品交換が必要になることも。すぐに使用を中止し、時計修理店で分解乾燥・清掃を依頼してください。早ければ内部の腐食を防げます。

日常の防水ケアは重要です。使用後に真水で洗って柔らかい布で拭く、リューズを確実に締める、定期的な防水検査を行う。この3つを意識するだけで、故障率はぐっと下がります。

ロレックスの秒針が動かない時の対処

基本を試しても動かない場合は、内部のトラブルが考えられます。

ここからは修理や点検が必要なケースを整理して紹介します。

落下衝撃と歯車・ローター不良

強い衝撃を受けたあとに針が止まった場合、歯車の噛み合わせやローター軸の変形が原因かもしれません。ロレックスは頑丈に見えますが、中は精密機構です。小さなズレでも動かなくなります。

「振ると動くがすぐ止まる」「異音がする」「手巻きが重い」といった症状は要注意です。分解修理(オーバーホール)で調整・部品交換を行うと回復します。

外装の傷にも注意。落下後にケースやガラスが欠けている場合、防水性が低下している可能性があります。

針外れや文字盤干渉のトラブル

針が外れていたり、曲がって文字盤や他の針に触れているケースもあります。ある位置で針が止まる、内部でカタカタ音がする場合はこれが原因です。

自分で直そうとすると針や文字盤を傷つけてしまうため、専門店での修理が必須です。針の再圧入や交換、文字盤清掃などの調整で元に戻ります。

放置すると文字盤に傷が入り、修復費用が高くなることがあります。違和感がある場合は早めの点検を。

オイスタークォーツの電池切れ

ロレックスの一部モデル(オイスタークォーツ)は電池で動作します。止まったら電池切れの可能性が高いです。電池交換の目安は2〜3年。放置すると液漏れで内部が腐食します。

正規サービスでは防水テストとパッキン交換も含めて数千円〜1万円ほどが目安。信頼できる修理店で依頼するのが安心です。

修理費用相場と正規・非正規比較

ロレックスの修理費用は、内容や依頼先で大きく変わります。オーバーホール(分解掃除)は正規店で7〜12万円、民間修理店では3〜6万円が相場です。歯車や針交換が加わると10万円を超えることもあります。

依頼先特徴注意点
正規サービスセンター純正部品使用・保証付き・品質安定費用高め・納期長め
民間修理店費用・納期が柔軟・対応が早い技術差あり・非純正部品使用リスク

どちらを選ぶかは目的次第。資産価値を重視するなら正規、コスパ重視なら信頼できる専門店がおすすめです。

オーバーホール時期とメンテ目安

ロレックスは5年ごとのオーバーホールが理想です。内部の潤滑油が乾くと摩耗が進み、パーツの寿命が短くなります。オイルが切れたまま使うと、修理費用も膨らみます。

巻き感が軽すぎる・重すぎる、精度が落ちた、防水検査を長くしていない。このような兆候が出たら点検時期です。

電池式モデルは2〜3年ごとの電池交換時に防水チェックをするのが安心です。

ロレックスの秒針が動かない総括

ロレックスの秒針が動かないとき、多くはちょっとした原因で解決できます。巻き不足、リューズ位置、磁気、湿気など。まずは基本を確かめてください。それでも動かない場合は、無理をせず専門家に相談を。

ロレックスは定期的に手をかければ何十年でも動き続けます。大切なのは、焦らず、原因を順に確かめること。専門的な知識より、落ち着いた判断のほうがずっと大切です。

  • 基本確認:巻き・リューズ・モデル仕様のチェック
  • 環境管理:磁気や湿気を避ける保管
  • 修理判断:異音や曇りは即点検
  • 長持ちの秘訣:5年ごとのオーバーホール

最後に。私が初めてロレックスを止めたときも、焦っていろいろ触ってしまいました。でも結局、基本を見直すだけで動きました。今思えば、それが“ロレックスを理解する最初の一歩”だったのかもしれません。

あなたのロレックスも、落ち着いて向き合えば、またしっかり時を刻み始めますよ。

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