タグホイヤーの腕時計をお持ちの皆さん、正確な時間合わせにお困りではありませんか。
高級時計であるタグホイヤーは、正しい手順で時間を合わせることで、その性能を最大限に引き出すことができます。
この記事では、タグホイヤーの各モデルに応じた時間合わせの基本から応用まで、初心者の方でも安心して実践できる方法を徹底的に解説します。
大切な時計を長く愛用するために、ぜひ正しい知識を身につけていきましょう。
この記事でわかること:
- タグホイヤーの基本的な時間合わせ方をモデル別に学べます。
- 自動巻きとクォーツ式の具体的な調整方法が分かります。
- 日付機能やGMT機能の正しい設定手順を理解できます。
- 時間ずれのトラブル解決策や海外渡航時の変更方法も網羅しています。
タグホイヤー時間合わせの基本

- 基本的な時間合わせ方ガイド
- モデル別解説:カレラ他
- 日付機能付きの正しい合わせ方
- 自動巻きの時刻調整と注意点
- クォーツ式の正確な合わせ方
基本的な時間合わせ方ガイド
タグホイヤーの時間を合わせる作業は、一見すると簡単そうに見えますが、いくつかの基本的な手順と注意点があります。
まず、リューズと呼ばれる側面にあるつまみを操作することが基本となります。
多くのモデルでは、リューズを1段階または2段階引き出すことで、日付や時刻の調整モードに切り替わります。
通常、リューズを1段階引き出すと日付調整、2段階引き出すと時刻調整ができるようになっていますが、モデルによって異なる場合もありますので、お持ちの時計の取扱説明書を確認することをおすすめします。
時刻を合わせる際は、秒針が12時の位置に来たときにリューズを2段階引き出し、秒針を停止させるとより正確に合わせられます。
針を回す方向は、基本的に時計回りに進めるのが一般的です。
時刻が合ったところで、リューズを元の位置にしっかりと押し込むのを忘れないでください。
この押し込みが不十分だと、時計内部に水やホコリが侵入し、故障の原因となることがあります。
これらの基本を理解することで、タグホイヤーを安全かつ正確に操作することができます。
モデル別解説:カレラ他
タグホイヤーには、カレラ、アクアレーサー、フォーミュラ1など、多種多様なモデルが存在し、それぞれリューズの操作感や機能に若干の違いがあります。
例えば、人気の高い「カレラ」シリーズは、スポーティーでありながらエレガントなデザインが特徴で、リューズ操作もスムーズに行えるモデルが多いです。
一般的に、リューズを軽く引き出すことで日付調整、さらに引き出すことで時刻調整が可能です。
一方、「アクアレーサー」のようなダイバーズウォッチは、防水性を高めるためにねじ込み式リューズを採用している場合があります。
このタイプのリューズは、まず反時計回りに回してロックを解除し、その後に引き出して時刻調整を行います。
調整が終わったら、再びリューズを押し込みながら時計回りに回してしっかりとねじ込み、防水機能を確保することが非常に重要です。
「フォーミュラ1」などのクォーツモデルでは、リューズの引き出し方がシンプルな場合が多いですが、それでもモデルごとの特性を理解することが大切です。
ご自身のタグホイヤーのモデル名を確認し、可能であれば公式ウェブサイトや取扱説明書で具体的な操作方法を再確認することをおすすめします。
これにより、時計を損傷させることなく、最適な状態で使用することができます。
日付機能付きの正しい合わせ方
日付機能付きのタグホイヤーを所有されている方は、日付の合わせ方に特に注意が必要です。
これは、時計の内部機構の保護に関わる重要なポイントとなります。
一般的に、機械式時計では「日付変更禁止時間帯」というものが存在します。
これは、午後8時頃から午前4時頃までの時間帯を指し、この間に日付を早送りする操作を行うと、内部のギアに大きな負担がかかり、故障の原因となる可能性があるためです。
正しい合わせ方は以下の手順で行います。
- まず、リューズを2段階引き出し、時針と分針を日付変更禁止時間帯(例えば、午前6時)から外れた時間帯に合わせます。
- 次に、リューズを1段階だけ引き出し、日付を前日の日付に合わせます。
例えば、今日が15日であれば、14日に合わせます。
- 再度リューズを2段階引き出し、時針を回して日付が「カチッ」と変わる瞬間を確認します。
この瞬間が午前0時を指します。
- 日付が変わったことを確認したら、そのまま時針を進めて現在の時刻に合わせます。
午前か午後かを間違えないように注意してください。
この手順を守ることで、大切なタグホイヤーのムーブメントを守りながら、正確な日付表示を維持することができます。
自動巻きの時刻調整と注意点
タグホイヤーの自動巻き時計は、着用者の腕の動きによって内部のローターが回転し、ゼンマイを巻き上げることで動作します。
そのため、しばらく着用していないとゼンマイがほどけ、時計が停止してしまいます。
停止した自動巻き時計の時刻を調整する際は、以下の点に注意してください。
- 初期動作として手巻きを行う: 時計が停止している場合、リューズを元の位置で時計回りに30回程度優しく回してゼンマイを巻き上げてください。
これにより、時計が動き始め、安定した状態で時刻調整を行うことができます。
- リューズの操作: 時刻を合わせる際は、リューズを2段階引き出します。
秒針が停止する「ハック機能」が搭載されているモデルであれば、より正確に時刻を合わせることが可能です。
- 日付変更禁止時間帯の回避: 日付機能付きの自動巻き時計の場合、前述した日付変更禁止時間帯を避けて時刻調整を行うことが重要です。
先に時針を午前6時や午後6時など、禁止時間帯以外の位置に移動させてから、時刻を合わせるように心がけましょう。
- リューズの押し込み: 時刻調整が完了したら、リューズを元の位置にしっかりと押し込み、防水性能を確保してください。
自動巻き時計は精密な機械ですので、無理な操作は避け、優しく扱うことが長持ちさせる秘訣です。
クォーツ式の正確な合わせ方
タグホイヤーのクォーツ式時計は、電池を動力源とし、水晶振動子によって正確な時間を刻みます。
機械式時計に比べて構造がシンプルで、日常的な精度も非常に高いため、時刻調整も比較的容易に行うことができます。
クォーツ式の正確な合わせ方は以下の通りです。
- リューズの引き出し: リューズを2段階引き出すことで、秒針が停止し、時針と分針を自由に動かせる状態になります。
多くのクォーツモデルでは、リューズを1段階引き出すと日付調整、2段階で時刻調整となりますが、モデルによって異なる場合もあります。
- 時刻の合わせ方: 秒針が12時の位置に来たときにリューズを引き出すと、秒単位まで正確に時刻を合わせることができます。
ラジオやスマートフォンの正確な時報などを参考に、現在の時刻に時針と分針を合わせましょう。
- リューズの押し込み: 時刻が合ったら、リューズを元の位置にしっかりと押し込んでください。
これにより、時計の動作が再開し、正しい時刻を刻み始めます。
クォーツ式時計は、電池の寿命が近づくと秒針の動きが不規則になったり、数秒ごとに飛ぶような動き(E.O.L機能)を見せることがあります。
そのようなサインが見られたら、早めに正規サービスセンターでの電池交換を検討しましょう。
無理に使い続けると、電池の液漏れなどによりムーブメントを損傷させる可能性があります。
タグホイヤー時間合わせの応用
- リューズ操作のコツと調整
- GMT機能のデュアルタイム設定
- 時間がずれる時のトラブル解決
- 海外渡航時の時間変更
- タグホイヤー時間合わせの習慣とまとめ
リューズ操作のコツと調整
タグホイヤーの時間を合わせる上で、リューズ操作は最も基本的な動作であり、そのコツを掴むことで時計をより長く、安全に使うことができます。
リューズは、時計の心臓部であるムーブメントと直結している重要なパーツです。
そのため、無理な力を加えたり、雑に扱ったりすることは絶対に避けてください。
リューズを回す際は、指の腹で優しく、しかし確実に操作することが大切です。
特に、ねじ込み式リューズを採用しているアクアレーサーなどのモデルでは、ロックを解除する際も、ねじ込む際も、斜めにならないようにまっすぐに力を加えることを意識しましょう。
斜めにねじ込んでしまうと、リューズのねじ山を損傷させたり、防水性能が低下したりする原因となります。
また、リューズを引き出す際も、焦らずゆっくりと、カチッという感触を確かめながら引き出すようにしてください。
1段階、2段階と段階がある場合は、それぞれの位置で操作できる機能が異なりますので、しっかりと確認しながら操作することが重要です。
調整が終わったら、リューズは必ず元の位置にしっかりと押し込み、ねじ込み式の場合は確実にロックしてください。
これにより、時計内部への水やホコリの侵入を防ぎ、タグホイヤー本来の性能を維持することができます。
GMT機能のデュアルタイム設定
海外出張や旅行が多い方にとって、タグホイヤーのGMT機能は非常に便利な機能です。
GMTとは、「グリニッジ標準時」を意味し、通常の時針・分針・秒針に加えて、もう一本のGMT針(24時間針)が搭載されており、異なるタイムゾーンの時刻を同時に表示することができます。
GMT機能の設定方法はモデルによって若干異なりますが、一般的な手順は以下の通りです。
- リューズの引き出し: まず、リューズを1段階または2段階引き出し、GMT針を調整できるモードにします。
多くのGMTモデルでは、リューズを1段階引き出してGMT針を単独で調整できることが多いです。
- GMT針の設定: GMT針を、表示したい第2タイムゾーンの時刻に合わせます。
GMT針は24時間で一周するため、午前か午後かを間違えないように注意が必要です。
例えば、東京が現在午前10時で、ロンドン(GMT±0)の時刻を表示したい場合、GMT針を午前1時に合わせます。
- ベゼルやインナーリングの活用: 一部のGMTモデルには、回転式の24時間ベゼルやインナーリングが搭載されています。
これらを活用することで、さらに複数のタイムゾーンを同時に把握することが可能です。
ベゼルを回して、GMT針が指す都市の時差を調整することで、直感的に時間を読み取ることができます。
- リューズの押し込み: 設定が完了したら、リューズを元の位置にしっかりと押し込みます。
これにより、メインタイムとGMTタイムの両方を常に正確に表示させることができます。
GMT機能を使いこなすことで、海外とのやり取りが多いビジネスシーンや、旅行先での時間管理が格段にスムーズになります。
時間がずれる時のトラブル解決
タグホイヤーの時計が「時間がずれる」「止まってしまう」といったトラブルに見舞われた場合、いくつかの原因が考えられます。
これらの原因を知ることで、適切な対処法を見つけることができます。
1. 自動巻き時計のパワーリザーブ切れ:
自動巻き時計は、着用者の動きによってゼンマイが巻き上げられますが、長時間着用しないとゼンマイがほどけて停止してしまいます。
この場合は、リューズを手巻きで30回程度回し、ゼンマイを巻き上げてから時刻を合わせ直してください。
2. 磁気帯び:
スマートフォンやパソコン、スピーカーなど、身の回りには磁気を発するものが多く存在します。
時計がこれらの強い磁気に近づくと、内部の部品が磁気を帯びてしまい、精度に影響を与えることがあります。
磁気帯びが原因の場合、時計が急に遅れたり進んだり、あるいは停止したりすることがあります。
磁気抜き器を使用するか、正規サービスセンターで磁気抜きを依頼する必要があります。
3. 衝撃による影響:
時計を落下させたり、強い衝撃を与えたりすると、内部のデリケートな部品が損傷し、時間のずれや停止の原因となることがあります。
この場合は、内部の修理が必要となる可能性が高いため、専門家への相談が必須です。
4. ムーブメントの劣化・油切れ:
長期間オーバーホールを行っていない機械式時計では、内部の油が劣化したり、部品が摩耗したりすることで、精度が低下することがあります。
定期的なメンテナンス(オーバーホール)を行うことで、これらの問題を未然に防ぎ、時計の寿命を延ばすことができます。
もしご自身での解決が難しい場合は、無理に操作せず、タグホイヤーの正規サービスセンターや信頼できる時計修理専門店に相談することをおすすめします。
専門家による診断と修理を受けることで、大切な時計を最良の状態に保つことができます。
海外渡航時の時間変更
海外渡航時には、現地の時間に合わせる必要がありますが、タグホイヤーの時計を上手に活用することでスムーズに時間変更を行うことができます。
特にGMT機能付きのモデルをお持ちであれば、その利便性はさらに高まります。
1. メインタイムの変更:
GMT機能がない時計の場合、現地に到着したらリューズを2段階引き出し、現地の時刻に合わせ直します。
日付変更禁止時間帯に注意し、午前・午後の区別を間違えないように設定してください。
現地の時報やスマートフォンの時間などを参考にすると正確に合わせられます。
2. GMT機能の活用:
GMT機能付きの時計であれば、メインの時針・分針を現地時間に合わせ、GMT針を日本の時間(またはホームタイム)に設定しておくのが一般的です。
これにより、現地時間と日本の時間の両方を同時に把握でき、連絡を取り合う際に便利です。
あるいは、メインタイムをホームタイムのままにしておき、GMT針を現地時間に設定するといった使い方も可能です。
3. サマータイムの考慮:
渡航先の国や地域によっては、サマータイム(夏時間)を導入している場合があります。
サマータイム期間中は、通常の時間から1時間進める必要があるため、渡航前に現地のサマータイム情報を確認し、それに合わせて時刻を調整することを忘れないでください。
サマータイムの開始・終了時期は国によって異なるため、事前の情報収集が重要です。
海外での時間変更は、現地の交通機関の利用や待ち合わせなど、様々な場面で影響を及ぼしますので、正確な時間合わせを心がけましょう。
タグホイヤーの時計が、あなたの海外での活動をより快適なものにしてくれるでしょう。
タグホイヤー時間合わせの習慣とまとめ
タグホイヤーの腕時計は、単なる時間を知る道具以上の価値を持つ、あなたの個性を引き立てる大切なパートナーです。
日頃から時間を合わせる習慣を身につけることは、時計を最適な状態で保ち、長く愛用するために非常に重要です。
この記事でご紹介した時間合わせの知識を活かし、ぜひご自身のタグホイヤーを大切に扱ってください。
タグホイヤー時間合わせの習慣とまとめ
- リューズ操作は優しく、確実に行いましょう。
- モデルごとの特性(ねじ込み式リューズなど)を理解することが大切です。
- 日付機能付きの時計は、日付変更禁止時間帯を避けて調整してください。
- 自動巻き時計は、停止したら手巻きでゼンマイを巻き上げてから時刻調整を始めましょう。
- クォーツ式時計は、電池寿命のサインを見逃さず、早めに交換を検討してください。
- GMT機能は、海外渡航時に複数のタイムゾーンを把握するのに役立ちます。
- 時計がずれる、止まるなどのトラブルは、磁気帯びや衝撃、パワーリザーブ切れが原因のことが多いです。
- ご自身での解決が難しい場合は、無理せず正規サービスセンターに相談しましょう。
- 海外渡航時は、現地時間やサマータイムを考慮して正確に時間を合わせましょう。
- 定期的なオーバーホールは、時計の性能維持と寿命延長に不可欠です。
- 取扱説明書は、常に手元に置き、必要に応じて確認する習慣をつけましょう。
- 時計を大切に扱うことで、その価値を長く保ち、愛着も一層深まります。
これらのポイントを実践することで、タグホイヤーの時計は、いつまでもあなたの腕元で正確な時を刻み続けてくれるはずです。
あなたのタグホイヤーライフが、より豊かで充実したものになることを願っています。